いつもように、朝、守口市民の皆様がご利用されている駅の近くで通勤・通学の方に挨拶をしていました。
駅前に立ってからしばらくすると一人の男性が私のところに来られて
「維新はカジノをしようとしているからアカン」と仰られました。
※大阪の人工島・夢洲(ゆめしま)に建設予定の統合型リゾート(IR)事業にはカジノ施設が設けられています。
その後も男性は、私に対してご自分の主張を言い続けられました。
男性の主張は以下の通りです。
男性「政治、行政がギャンブルをやってはいけない」
男性「カジノの前に大阪の中小企業をもっと支援しないといけない」
男性「ギャンブル依存症を増やすな」
男性「ギャンブルで毎年どれだけの人が自殺しているのかわかっているのか」
また、途中、私が質問したのに対して
私「ギャンブル全般がダメですか?」
男性「カジノがダメなだけで他は関係ない」
色々な男性からの主張に対して私から質問しました。
私「公営ギャンブルは良いのですか?」
男性「それは関係ない。」
私「パチンコは良いのですか?」
男性「パチンコもダメだが、更にカジノをしてはいけない。」
私「それは依存症問題ですか?」
男性「そう」
私「でも、今回のカジノの一件ではじめて依存症対策に関する施策が考えられました。」
男性「だからと言ってカジノをやる必要性がない。」
私「では、まずはパチンコを規制していく方が優先では?」
男性「だからカジノをやる必要性がない。」
男性「カジノにお金を使うのではなく大阪の中小企業にお金を使え!」
私「日本は、資源がない国です。だから外貨獲得で、その中小企業に支援できるお金を作れます。」
と、10分ほどですが、話は平行線で男性は次の予定があると言って駅に向かわれました。
大阪に、統合型リゾート(IR)を誘致し、安定的に外貨を獲得する。特に世界的に見て治安の良さが際立っている日本において外国人観光客が行き易いことは間違いないですし、そもそも観光地として人気のある大阪、京都は外国人観光客からすると立地的にも申し分ない条件が整っている地域とも言えます。
片やギャンブル依存症問題において、これ以上ギャンブル場を増やすな。これまで年間何人の人間が自殺をしているのか。とのご意見においては、今までできなかった既存のギャンブル場に規制を掛けることが重要です。既存のギャンブル場は外貨獲得を目的とせず国民から収益を上げていました。
特に、パチンコにおいては場所関係なくそこら中に点在しています。場所によっては小学生の通学路にもあります。
今まで、当たり前のように子供たちの身近にあったパチンコ店、今回のカジノの一件で注目を浴びたことにより、その議論は加速するものと確信しております。経済と生活の両輪を走らせるために何が必要なのか。
今、既得権益の打破と規制改革が求められています。